下位脳処方で対応できる症状~パニック障害~

パニック障害

思いがけないときに突然、激しい動悸や息切れ、胸の苦しさ、強い不安や死ぬかと思うほどの恐怖心を伴うパニック発作が生じる。多くの患者さんは心臓発作などを疑って救急車で病院へかけつけるケースがある。しかし、病院に着いたころには症状はほとんどおさまり、検査などでも特別な異常はみられず、多くの場合そのまま帰される。
パニック発作が繰り返されるうちに、発作に襲われることに対する予期不安や発作が生じる状況に対する広場恐怖を感じるようになり、毎日の生活に支障をきたす。
治療が不十分で病気が進行してしまうと、うつ病やうつ状態になるおそれもある。
不安や恐怖は、「考えすぎ」や「心配性」など気持ちのもち方や性格の問題ではなく、脳の働きの問題である。

実験的な研究から、パニック障害の患者さんは、乳酸、炭酸ガス、カフェインなどに過敏で、発作が誘発されやすい。過労、睡眠不足、かぜなどの身体的な悪条件や、日常生活上のストレスなど、非特異的な要因も、発症や発作の誘因(引き金、きっかけ)になる。

パニック障害は100人に1人はかかるといわれている。

パニック障害になりやすい人:「女性」「若年者」「一等親(親、兄弟、同胞)がパニック障害」

患者さん情報

20代女性 細身体型
肩凝り、首痛、頭痛があると来院
気圧の変化で体調が悪くなる事がある

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