60代男性 右臀部の肛門付近に残る帯状疱疹後神経痛が5年続く症例

60代になり前触れも無く右腰に発疹が現れたつながる事なく少し遅れて右坐骨部と肛門の間に発疹が発症されました。
状況が掴めず医療機関にかからず10日ほど過ごす、異常に痛みを強く感じたため整形外科に受診、その後すぐに皮膚科を受診されています。
本例は発症から5年が経過してからの遠絡療法開始でした。
今回は、初回で痛みが消失した治療の流れについての報告となります。

患者さん情報

5年前に右腰部に発疹が出来たことが皮切りに、右臀部肛門近く、そして一時は顔面にも発疹が出現。
その後尿意が分からず、絶えず失禁.便意も乏しくなり便秘となる。
1ヶ月後には便通は戻り、尿意もわかる様になる。時々の失禁は残り、現在も吸水シートは使用している。

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