80代女性坐骨神経痛による歩行障害

特別腰部に負荷をかけるような動作なく、室内で過ごしていた80代女性。新しく購入した骨盤の安定に良いとされるクッションを使用して長時間坐位を取り過ごしていた。その日は腰に違和感を感じる程度で何事も無く就寝。翌日、違和感を覚える。しばらく動いているとお尻から太ももにかけて重く鈍い痛みを感じるようになった。(A-78の症例2)

患者さん情報

80代女性
室内で過ごす事が多く、主に裁縫や手芸をしている。数日前から臀部がすっぽりとハマる骨盤安定をうたうクッションを使う様になっていた。
右膝は変形性関節症の診断となっており、この十数年の間は注射を定期的に打ちながら時に膝痛で歩行が不自由な事も経験されている。
今回、腰部の筋は多少の硬さはあるが顕著な硬結となっていない。日頃から見られるがしばらく座っていて動き始めに膝の痛みや腰痛があり、しばらく動いていると症状が消える状況。起床時に腰痛、膝痛が強く。夕方や夜よりも朝が不調。今回は夜間にも強く神経痛がでている。日中も右臀部から大腿下腿外側に坐骨神経痛を発症。歩行に支障をきたすようになり来院している。

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