【ENRAC医学会誌紹介症例】20代男性 全身痛

以前遠絡医学会誌に取り上げた症例の情報を整理して紹介している内容になります。

患者さん情報

20代 男性
【主訴】
1.全身の針を刺す様な痛みが主に両手、両足に有る。
 痛みは数秒から1秒にも満たない、四肢が同時に痛くなることは無い。
 痛みは陰陽出るが、手は陰経が強い。体幹の痛みは稀に有る程度。
2.疲れやすい、眠りが浅い、イライラ怒りっぽい、手足の冷え、両肩凝り、めまい、水様性下痢多いなどが有る。
【病歴】
出生 帝王切開
小児期 風邪をひき易い
小学生 1~2年生 中耳炎
    3年生 自転車で転倒、顎を強打12針縫合
中学生 風邪を年に3回
高校生 風邪、体育跳び箱で転倒し背部を強打→後遺症なし
21歳 交通事故(自損)→後遺症なし
22歳 交通事故(交差点でぶつけられた)→後遺症なし 
23歳 両手PIP関節の痛み、MP関節屈曲障害→整形外科で検査(尿酸8.5、中性脂肪283)痛風の薬、リハビリ
   (1月)バイク自損事故→症状なし
25歳 全身の痛み、自発痛○+、圧痛○-(風邪、インフルエンザ等は無い)
   整形外科:頸椎XP→ストレートネック、MRI検査→異常なし、リリカ、プレドニン、内服効果無し
  (5月)脳神経外科MRI異常なし、線維筋痛症→ノルスパンテープ(5㎎、10㎎)
   仕事:デスクワーク、一日中パソコン
【初診時の状況】
胸椎右凸側彎、T4,5圧痛
背部鈍痛
腰の重み

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