下位脳処方で対応できる症状~パーキンソニズム~

パーキンソン病の特徴的な症状である手足がふるえる(振戦)、動きが遅くなる(無動)、体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)といった症状がみられる。

しかし、抗パーキンソン薬のLドーパの効果が無く、筋の硬直もない、中脳黒質の変性が起きていないパーキンソン様の症状を発症している状態をパーキンソン症候群と呼んでいる。

変性を伴うパーキンソン病は遠絡療法での改善は難しい

変性を伴わないパーキンソン症候群は遠絡療法で改善が望める

高齢者に特に多いパーキンソン様の症状は遠絡療法の中枢治療が大変効果的である。

 

患者さん情報

80代男性 定期的な通院者
突然もう来院できないと電話がかかり、状況を尋ねると
「足が急におぼつかず、歩く事に自信がなくなった。」
脳神経外科に受診したら、脳出血や新しい梗塞は見当たらずパーキンソン病と診断されたとの事
以前から定期的に受診されておりパーキンソン病の兆候はなかった。
急な変化であり、徐々に変性が進んでいる様子は伺えなかった為家族の協力を得て来院いただいた。

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