80代女性 パーキンソニズム、大腿骨骨折、歩行障害

転倒による大腿骨骨折後、大腿骨骨幹へ髄内釘を用い治療。5か月で退院となるも自宅内の移動をどうにか独力で行える程度であった。骨折後6か月で自宅内にて再転倒。骨折はなかったものの思うように歩けず骨折後10か月経過するも歩けるようにならないと遠絡療法を開始する。2週間に1回のペースで遠絡療法を開始し6週で屋外をシルバーカーでスムーズに歩けるようになり、10週で屋外を杖で歩行できるレベルとなった。

遠絡療法開始時から関節の可動域が低下しており、固縮様の硬さがみられた。診断名はついていなかったがパーキンソニズムによるバランス能力の低下があり転倒に至っていると推察される方であった。加療と共に固縮様の症状も改善され、屋外の移動にも十分安全を確保できる歩行能力に回復している。

患者さん情報

80代女性 自宅にて転倒し大腿骨骨折し髄内釘の手術を受けている。
退院後は自宅療養となるが、思うように歩くことができるようにならず骨折から10か月経過して遠絡療法を開始した。
パーキンソン様の固縮がみられ、関節の可動性が低下していた。
起居動作も緩慢な状態。

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